イタリア |
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| ミラノからローマ行きの飛行機の中で隣にすわった紳士が(水周りの機器を販売するミラノではNO1企業のオーナーで イタリア全土では大手にかなわないと言ってましたが)こんなことを語ってくれました。 イタリア人が人生で最も大切に思って いる事はなんだと思う? という問いに自ら それはまず第1に アモーレだ。(恋をすること)と誇らしげに その初老の紳士は いい笑顔で答えました。しかも アモーレの後に オフコースがつきます。これは疑う余地が無い ということです。そして第2に マンジャーレだ。(おいしいものを食べること)これもこの位置については納得の様子。そして第3に ビジネスがくるのだ。 どうだ! 日本人にこの人生の楽しみが 素晴らしさが 解るかい。と言わんばかりに とても優しい笑顔で人生を語ってくれました。 そして第4に カンターレかな。(歌を歌うこと)とこれはまあビジネスの後にしてやる といったところです。日本人はさしずめ 第1にビシネス 第2にファミリー (最近は逆?) 第3にホビー あとはない といたところでしょうか。そんな彼が ソニーのデザインはワンダフルでビューティフルだ。 ともう手放しで褒め称えていました。日本には なんのポリシーも感じられないが 日本人を認めているのは こんな才能があることだ。と手厳しい主張でした。 |
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HOTEL HASSLER スペイン広場の坂の頂上に 聳える かつて メジチ家が所有していたという世界史のなかのホテル。 最上階のレストランのテラスからローマの街が一望できる。 ここでいただく朝食もまた格別です。 |
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| ☆ パンテオン神殿 ミケランジェロが “天使の設計” と称賛したローマ建築の完成形。Panは 全て theonは 神 の意味。紀元前25年〜27年に完成。コロッセオなどに比べるとあまり大きな建物ではないが 中に入ると 2000年前の壮厳な空気が 肌に伝わってくるのがわかる。巨大な一本の石から刳り抜かれた柱、 五階建てくらいの高さをもった丸天井の真ん中には 丸い天窓が開いている。 雨が入ってくるのは それが 自然なのだ。と 教えてくれている。 人口の照明が何一つない 薄暗い 石の建造物に囲まれた空間で その穴から さしこむ太陽の光の道が線となって 刻々とその角度を変え 照らされる床のモザイクや壁の模様を変化させている。パンテオンの片隅に一人立っていると 永遠の宇宙が こんな身近に 感じられるという 不思議な小宇宙。 2000年の時を経て いまだに完璧なプロポーションを維持し 格段の進化を遂げた 嗜好の全く違う現代の人間に対しても 心の奥深くを刺激する永遠の魅力を発している!この古代ローマの建造物に接し その空間に 神 と 宇宙 を感じる。人間が造った建築物にこれほどまでに 大きな 深い そして神聖な魂が 宿っている。 その美しい感性に神が宿り その宇宙に自分が解き放たれている という感覚。特定の宗教を持っていない私にも、こんなことを考えさせてくれる偉大な建造物でした。 パルテノン神殿の周辺は 普通の民家の佇まいがまたすごい。やはり 紀元前の建物が “遺跡” の他に存在してるのだろうか? 紀元前の建築物に いまだに 人が 生活 してるというのだろうか。 建物の門を入ると 中には広いパティオがあり その先の正面には 壁から浮き出た 天使が 迎えてくれる。その下には泉が湧き出て 天使の両脇には 樹木の枝がさしかかり その緑に 日があたり 輝く。そのパティオを囲む三方の壁にも かわいい天使が壁から 顔を出す。紀元前に想像され形づくられた 天使 が数千年の時を経て 我々の前に現れる。紀元前に人が創った造形物 石で造った天使それは もはや 天使そのものだ! 2000年も前に造られた石の大きな柱が あちこちの公園に無造作にころがっている という光景は 日本人の感覚からして理解できない。流石 世界の文化遺産の40%がイタリアで有するというすごさ。 もう一つこの界隈に お勧めのパン屋さんがあります。細い路地裏を抜けた 小さな広場に果物などの市場がたち その広場に面する一角に 非常に賑わっているパン屋さん 発見! 小さな店にもかかわらず 人があふれているため 奥で焼いたパンを どんどん持ってきては売っていき 次々になくなっていく。まずは 棒状の石のように硬く 重い できたての熱々パン。いろんな木の実がぎっしり詰まっていて 表面はほとんど黒く焦げかけている。その うまそうな 重いパンをかじろうとしたら 歯が立たない とはまさにこのこと。日本のやわらかいパンに慣れきった軟弱な顎は イタリアの剛健な小麦粉を食する資格なし!と笑われているようだった。その小麦固をかじるのではなく むしるように 何とか そのかけらを 口に入れることが出来た。最初は硬いけど それが口の中で 味がにじみ出て来る それはそれは美味しい 生まれて初めての 味でした。パンと言っても 世界にはこんな味わい深い小麦があるんだ。次の日 残しておいた かけらは もはやその硬さは人間の力では 小さくする事ができず やむを得ず 壁に押し付けて 砕く事に成功!街を歩きながら そのおいしさに 幸せを感じていました。そして 日本に帰ってきて リュックの中にそのかけらが残っていたのを見つけた時は嬉しかった。(食べるのも時間がかかるし 砕くのも苦労するので あきらめた結果リュックの中に埋もれたらしい)でも それは どうしても砕く事ができず 最後 金槌でたたいて食べました。あのパンで釘が打てる事は確かです。海外からパンを買ってくる事は無理ですが これだったら保存食にもなるし? お土産で買ってきても?? ・・・喜ばれないだろうな。でも しっとりした餅感の 揚げパンも非常においしかった。あの食感はイタリアの小麦自体が違うのだろう。これらは “生きているうちにもう一度食べたい食品リスト” に上げておこう。 ☆ コロッセオ 紀元81年に完成した 剣闘場 この巨大な建造物の中に入り 崩れかかった石を乗り越え一番高い階を一周すると そこは円形ではなくラグビーボールのような不思議な美しいフォルム。そこを歩きながら競技場を見ていると次々に違う世界が見えてくる。かつて 5万人の観衆を集め 剣闘が行われた。または その競技場に水をたたえ 船に乗っての戦闘を行っていたという。これらの古代ローマ遺跡の偉容を眼前にして 人はこの2000年の間 進歩してきたのだろうか? という疑問を抱く。日に日に忙しさを増す スピードが加速された 余裕のない現代において 楽を求め 効率の追求を続ける限り いつの時代にも変わらぬ 美 を放ち続ける傑作 後世に残す文化的遺産は出現し得ないのではないか。2000年前に こんなにも巨大で美しい哲学的な建造物を 人間は創り得たのだ。 |
| 地球紀行 |